このままで09年3月開港が出来るのか?
〜空港西側用地内に障害物件(土石と立木)が残っている〜


静岡県知事 石川嘉延 殿                      2008年7月7日
                          空港はいらない静岡県民の会
                共同代表 佐野慶子・島野房巳・鈴木卓馬・竹野 昇・吉本健一
質問及び申入書
 県民合意のないまま建設を強行し、開港予定の2度にわたる延期を余儀なくされた静岡空港は、その計画のずさんさを県民の前にさらけ出した。その事実の一つが、強制収用によって収奪された西側制限表面の上に出る物件の存在である。また、大赤字だけが約束され、県民に大きな負担を強いることも確実である。よって、下記のように質問と申入れを行い、県当局の誠実な回答を求める。
 1 空港西側制限表面における侵入表面上に存在する土石及び立木について、
  イ 上記物件の存在を認めるのか。
  ロ 同事実に対する対応・処置をどうするのか。
 2 2008年6月6日付け「静岡空港建設の諸問題に関する質問に対する答弁書」(川田龍平参議院議員提  出の質問主意書に対する政府答弁書)における国土交通省の見解について、
  イ 同答弁書は、「静岡空港に係る空域及び飛行経路等については__現在、国土交通省において、防衛省及び静岡県と調整を行っているところである」としているが、その解決の時期はいつ頃と考えるか。
  ロ また、「二千五百メートル以上の滑走路を必要とするかどうかについては__「評価の基準案」においては最大路線において、おおむね年間五十万人以上の旅客需要が見込まれることを一つの目安として示しているところである」としているが、最大路線である新千歳路線(現在、利用者見込みは14万人)において50万人以上を実現する時期はいつと考えるか。
 3 空港開港関連予算について、
  イ 県は、国内線106万人の需要予測をもとに採算性ありと表明してきたが、ここに至って「5年間は赤字」との見通しに変更した。その理由及び「5年後に黒字化」の根拠を示せ。また、それらについて県民に丁寧に説明したことがあるのか。
  ロ 空港運営会社へのきわめて低利の貸付金を支出する理由は何か。
  ハ 旅客需要の計画目標が達成できず、多額の公費を浪費することの結果責任は誰がどうとるのか。

またしても「抗議及び質問書」に県は回答せず!

 7月7日提出の「抗議及び質問書」に対する県の回答が無回答と同じであったため再度8月13日に抗議の申し入れを行った。しかし、文書回答はなく一枚のFAXで前回通りと通知があった。全く人を馬鹿にしたものでしかなかった。県民の多くは開港に何の期待もしていない。反対に「大丈夫でないぞ」という声が圧倒的だ。
静岡県知事 石川嘉延 殿                       2008年8月13日                空港はいらない静岡県民の会
共同代表 佐野慶子・島野房巳・鈴木卓馬・竹野 昇・吉本健一
抗 議 及び 質 問 書
 去る7月7日に捏出した「質問及び申入書」に対し、県当局は回答にならない一片の事面を送付してきた。県民多数が抱いている疑念にまともに答えようとしない不誠実さに憤りをもって抗議する。
「書面」は、質問1については、「訴訟中」を理由に認否を拒み、同2については、県が当事者の一でありながら「説明する立場にない」と無責任な言い逃れをし、同3については、厚顔にも「今後も県民に十分な説明をするという一言で片付けた。もし県民に説明しているというのなら、いつどのように行ったのかを明らかにすべきである。最近、地方空港間の路線こおいて減便・廃止方針が相次いで打ち出されている。この厳しさを増す「空」の状況から静岡空港がひとり例外であることはありえない。その絶望的将来がもたらすものは、県民の大負担以外にない。県当局が真摯にこの重大事態に向き合い、下記について県民に事実を丁寧に説明することを要求する。